
2025年7月27日、世界最大の自転車レースツール・ド・フランスが、史上初めてモンマルトルの丘を駆け上がる特別な最終ステージを迎えます。サクレ・クール寺院のふもと、坂道の多いルピック通りを3回も登るという前代未聞の展開。さらにエッフェル塔やルーヴル美術館、シャンゼリゼ通りなど、パリの観光名所を次々と通過します。
この記事では2025年ツール・ド・フランス パリ最終日の観戦ポイント、スケジュール、交通規制、写真映えスポットまで、旅行者も在住者も楽しめる観戦ガイドを詳しく紹介します。
目次
🏁2025年ツール・ド・フランス パリの注目点

2025年のツール・ド・フランス 最終ステージは、これまでと違い、モンマルトルの丘を3回登るという歴史的なルートが採用されました。
これはツール・ド・フランス誕生50周年記念を祝う特別構成で、2024年パリ五輪の自転車競技で、モンマルトルに多くの観客が集まり、ルピック通りの写真や映像が、モネの絵と比較されSNS上で話題となったことも受けて、2025年大会でも正式ルートとして採用されました。
👇Claude Monet, 1878. #JO2024👇 pic.twitter.com/7ymWZ0Y6WV
— Jonathan Lacôte (@JonathanLacote) August 4, 2024
- 坂の街モンマルトルが大会史上初の通過
- 18区の象徴であるサクレ・クール周辺を走行
- 登坂→下り→スプリントというドラマティックな展開
この1日だけは、パリが自転車の都に変わる瞬間です。
🕐観戦に向けた当日のスケジュール
- 14:00頃:マント=ラ=ジョリー(Mantes-la-Jolie)出発
- 16:00頃:ヴェルサイユ、イシー=レ=ムリノー付近
- 17:00頃:エッフェル塔~セーヌ川沿い
- 18:00頃:モンマルトルに到達(3回登坂)
- 18:30~19:00頃:シャンゼリゼ通りでフィニッシュ!
⚠️ 交通状況により時間は前後します。2時間前行動が安心とされています。さらにモンマルトル周辺は、坂が多く道幅も狭いうえ、人気観光地でもあるため、例年以上の混雑が予想されているため、朝からの行動が必須とされています。
📍モンマルトル観戦おすすめスポットと注意点


⚠️一部通行禁止区域あり!事前確認が必須
モンマルトル周辺では、選手の通過にあわせて歩行者規制・封鎖エリアが設けられます。以下は観戦可能なおすすめスポットです。
📍1. ルピック通り(Rue Lepic)
◎登坂スタート地点、迫力の撮影チャンス
選手が坂を登り始めるポイントで、スピードが落ちて間近に見られる絶好の撮影場所です。
ただし、Rue Coustou や Rue Puget 周辺は住民以外立入禁止となるため、Rue Joseph de Maistre 側からのアクセスをおすすめします。
📍2. コーランクール通り(Rue Caulaincourt)
◎混雑回避ならここ!下り坂の穴場
下りルートで視界が開け、観戦しやすいエリアです。
ただし、Lamarck-Caulaincourt駅は閉鎖の可能性があるため、アクセスは周辺道路から徒歩で。
📍3. サクレ・クール寺院前(Basilique du Sacré-Cœur)
◎世界的絶景スポットでの観戦
美しい背景とともに選手を捉えられるフォトジェニックな場所です。
競争率が非常に高く、朝早くからの場所取りが必須です。
🚫 観戦に向かない封鎖エリア(立入不可)
- 🚫 Rue Norvins(Rue des Saules ~ Place du Tertre)
- 🚫 Rue Coustou
- 🚫 Rue Puget
これらの区域は住民証明がないと立ち入りできません。観光・観戦目的での通行は避けてください。
🕊️ 観戦ルートを自由に動きたい方は、Rue Caulaincourt や Boulevard de Clichy 周辺をおすすめします。
☕ 商業施設・カフェの利用について
15時~19時の間、テラス席はすべて閉鎖
コース沿いの飲食店・カフェのテラス席は全面利用禁止となります。
この時間帯は店舗内部のみ利用可能で、店内での飲食・休憩をおすすめします。
🚴♂️通過ルート:選手達が走るパリの名所

- エッフェル塔前
- アンヴァリッド広場(Esplanade des Invalides)
- セーヌ川沿い・コンコルド橋
- ルーヴル美術館前・ピラミッド
- チュイルリー公園(Paris 2024気球聖火台)
- シャンゼリゼ通りを3周回
- バティニョール → モンマルトル3回登坂 → クリシー広場 → シャンゼリゼへ
まさにパリのハイライトを駆け抜ける夢のルートです。
🚧パリ全体におよぶ交通規制
2025年7月27日のツール・ド・フランス最終ステージにあわせて、パリ市内の広範囲(7区・8区・9区・15区・18区)で交通規制と駐車禁止が実施されます。
一部エリアでは7月25日(金)18時から、遅いところでは7月28日(月)朝6時までと、規制時間が異なるため、観戦・移動の前に必ず最新情報を確認しましょう。
- 車両通行止め:大会ルートや主要交差点付近はすべての車種の通行が禁止されます
- 駐車禁止:多くの道路で駐車も全面禁止となります
- 公共交通:一部のメトロ駅・バス停は閉鎖・通過扱い・運休の可能性があります。
🚫 7月27日終日閉鎖されるメトロ駅:
- 🚇 Tuileries(チュイルリー駅/1号線)
- 🚇 Concorde(コンコルド駅/1・8・12号線)
- 🚇 Champs-Élysées Clemenceau(シャンゼリゼ=クレマンソー駅/1・13号線)
- 🚇 Franklin D. Roosevelt(フランクリン・D・ルーズベルト駅/1・9号線)
- 🚇 George V(ジョルジュ・サンク駅/1号線)
- 🚇 Charles de Gaulle-Étoile(シャルル・ド・ゴール=エトワール駅/1・2・6号線+RER A)
- 🚇 Madeleine(マドレーヌ駅/8・12・14号線)
🚫 7月27日13時以降に閉鎖される駅:
- 🚇 Villiers(ヴィリエ駅/2・3号線)
- 🚇 Rome(ローム駅/2号線)
- 🚇 Place de Clichy(プラス・ド・クリシー駅/2・13号線)
- 🚇 Blanche(ブランシュ駅/2号線)
特に混雑が予想されるのは、シャンゼリゼ通り、ルーヴル美術館前、セーヌ川沿い、モンマルトル周辺などです。公共交通+徒歩による移動が推奨されます。
📎 詳しい交通規制の情報は、パリ警視庁が発行した下記の公式PDFで確認できます(数十か所の通行・駐車禁止リスト付き):
▶ パリ警視庁 交通規制PDF(2025年7月25日〜27日)
📌 規制の対象となる主なエリアの例:
- シャンゼリゼ通り周辺(ルーヴル、リヴォリ通り、コンコルド広場)
- モンマルトル(ルピック通り、ラマルク通り、テルトル広場など)
- セーヌ川沿い(グルネル岸、オルセー岸、チュイルリー)
- パリ中心部および西側(マドレーヌ広場、ジョルジュ5世通り、モンテーニュ通りなど)
🚶♀️ 車の利用は控え、徒歩とメトロを中心とした移動計画をおすすめします。
🎒観戦におすすめの持ち物リスト
- 🧃 飲み物・軽食(周囲は混雑)
- 😎 サングラス・帽子 (晴天の場合)
- 📣 小さな国旗や応援グッズ(現地の雰囲気を楽しめます)
- 📱 スマホ・カメラ(充電バッテリーも忘れずに)
📸SNS映え撮影スポット
- ルピック通り+選手+石畳
- サクレ・クール前+集団走行
- 夕暮れ時のシャンゼリゼ+ゴールスプリント
📷 InstagramやXでの投稿に最適です!
📝まとめ:観戦には早めの準備を
2025年のツール・ド・フランス パリ最終ステージは、スポーツファンはもちろん、旅行者や歴史・文化に関心のある方にとっても、パリの名所を駆け抜ける感動的な一日です。
モンマルトルは注目ポイントのひとつですが、非常に混雑が予想され、警察による立ち入り制限がかかる可能性もあるため、早めの行動が必須です。
とはいえ、シャンゼリゼ通りやルーヴル美術館の前、セーヌ川沿いなど、ほかにも観戦できる場所はいくつもあります。それぞれに見どころがあるので、ご自身の予定や行動範囲に合わせて選ぶのがおすすめです。
事前に交通規制を確認し、時間に余裕を持って出かけることで、安心してレースの感動を味わうことができます。
2025年7月27日、パリで世界最高峰のレースをぜひ楽しんでください!