
パリで日常の買い物をしていると、モノプリ(Monoprix)、モノップ(Monop’)、フランプリ(Franprix)、カルフールシティ(Carrefour City)、リドル(Lidl)のどこが本当に安いのか、意外と分かりにくいと思います。同じように見える商品でも値段差が大きく、しかも特売の出し方も店ごとに違うため、何となく近い店だけで買っていると、知らないうちに食費が上がりやすいのが現実です。特にパリ市内は大型店が少なく、小型スーパー中心の買い物になりやすいため、店ごとの特徴を知っているかどうかで出費に差が出ます。
この記事では、実際に店頭で確認した価格をもとに、チョコレート、ヨーグルト、果物、野菜などを比較しながら、どのスーパーが安いのかを整理しました。単なる印象ではなく、同じ商品や近い商品をできるだけそろえて比べた結果をもとに、パリ市内で節約しやすいスーパーの使い分けをまとめています。
目次
パリで安いスーパーはどこか

結論から言うと、安さだけならリドル(Lidl)がかなり強いです。りんご、キウイ、アボカドのような普段よく買う商品で、通常価格の時点で安いという分かりやすい強みがあります。特売を待たなくても安いので、シンプルに出費を下げたい人には魅力があります。
ただし、毎日の買い物全体で考えると、いちばん使いやすく、結果としてお得になりやすいのはモノプリ(Monoprix)です。理由は、通常価格でもフランプリやカルフールシティより安い商品が多く、さらに特売がよく入るからです。しかも、品数が多くて買い物しやすいため、日常使いのしやすさまで考えると非常に優秀です。
モノップ(Monop’)はモノプリ(Monoprix)の小型店です。名前が似ているので同じように見えますが、実際にはモノップのほうが店舗が小さく、品数も少なめで、価格はモノプリより高いことが多いです。
同様に、カルフールシティ(Carrefour City)はカルフールグループの小型店舗です。一般にカルフールにはハイパー(郊外の大型総合店)とスーパー(市内の小型店)がありますが、パリでよく見かけるのは後者です。
カルフールシティはこの市内型のスーパーにあたり、日常使いしやすい立地とサイズが特徴です。ただし、ハイパーと違って価格競争力はそこまで強くなく、今回の比較でもモノプリより高い商品が多く見られました。
一方で、フランプリ(Franprix)は特売はありますが、元の価格が高いことがあり、見た目ほど安くない場合があります。
つまり今回の比較では、安さならリドル、総合力ならモノプリ、という見方が最も分かりやすいです。
フランプリ、モノップ、カルフールシティは、同じ商品でも価格が高い傾向があり、節約を目的に選ぶスーパーではないという位置づけになります。
- 🛒 リドル(Lidl)は通常価格が安い
- 🏪 モノプリ(Monoprix)は通常価格と特売の両方が強い
- 🏬 モノップ(Monop’)はモノプリの小型店で、価格は高め
- 🏷️ フランプリ(Franprix)は特売はあるが元値に注意
- 📍 カルフールシティ(Carrefour City)はカルフール系の小型店で便利だが最安ではない
パリの各スーパーの特徴
ここでは、パリ市内でよく使われる5つのスーパーの特徴を整理します。価格だけでなく、品数、特売、商品の種類、使いやすさまで含めて見ることが大切です。

リドル(Lidl)は、普段の価格が安いことで知られています。特売を待たなくても安く買えるのが強みで、特に果物や野菜は価格が安定しています。一方で商品数は少なめで、他のスーパーにあるメーカー商品が見つからないこともあります。ただし、キッチン用品や簡単な工具などの生活雑貨が安く売られていることがあり、食品以外でも便利な店です。

モノプリ(Monoprix)は、食品だけでなく幅広い商品がそろうのが特徴です。食品は安定した価格で、さらに特売がよく入るため、日常の買い物に向いています。
それだけでなく、モノプリは洋服や雑貨も充実していて、流行を取り入れたデザインの衣類がZARAなどと近い価格帯で販売されています。また、エコバッグなどのお土産になる商品も多く、パリで人気のスーパーとして知られています。食品と日用品を一度にそろえたい場合に便利です。

フランプリ(Franprix)は、同じ商品でもモノプリより価格が高いものが多く見られました。そのため、価格面では優先順位は高くありません。
一方で、店舗数が多くアクセスしやすいという特徴があり、近くで必要なものを補う用途として使われることが多いスーパーです。

カルフールシティ(Carrefour City)は市内型のスーパーで立地が良く利用しやすい一方、価格はモノプリより高い商品が見られます。

モノップ(Monop’)はモノプリの小型店で、同じ系統の商品でも価格は高めです。
- 🥇 モノプリ → 食品+雑貨までそろう
- 🥈 リドル → 価格が安い
- 🥉 フランプリ → 特売だけで判断しない
- 🏙️ カルフールシティ → 市内型で使いやすい
- 🚶 モノップ → 小型で価格は高め
チョコレート比較 モノプリが強い理由


今回の比較で一番分かりやすかったのが、リンツ 70%チョコの値段です。同じ系統の商品で店ごとの差が見えやすく、スーパーの性格がはっきり出ました。
確認できた価格は、モノプリ 2.65€、カルフールシティ 2.68€、モノップ 3.20€、フランプリ 3.60€でした。通常価格だけを見ても、モノプリが最安で、カルフールシティがそれに近いです。一方、モノップとフランプリはかなり高いことが分かりました。見た目の印象だけではなく、数字で見ると差ははっきりしています。
さらに重要なのは、モノプリでは2個目が半額という特売が入っていたことです。フランプリは34%引きの表示がありましたが、元の価格が高いため、最終的な安さではモノプリが有利です。つまり、通常価格で強く、特売でも強く、まとめ買いでも得で、日常使いしやすいのがモノプリです。
この比較はとても大事です。なぜなら、特売率だけを見るとフランプリが安そうに見えるからです。でも実際には、もとの値段を見なければ本当の安さは分かりません。節約したいなら、割引率より先に通常価格を見ることが必要です。
- 🍫 モノプリ(Monoprix)は2.65€で最安
- 📦 カルフールシティ(Carrefour City)は2.68€でほぼ近い
- 🏷️ フランプリ(Franprix)は3.60€で元値が高い
- ⚠️ モノップ(Monop’)は3.20€で高め
ヨーグルト比較 通常価格でも差が出る


次にアクティビアのヨーグルトです。こうした日常的に買う商品は、1回の差が小さくても、何度も買ううちに食費に響いてきます。
例えばフレーバー入りヨーグルトの場合、モノプリは2.09€から2.29€、カルフールシティは2.00€から2.40€、フランプリは2.30€から2.75€でした。モノップでは、モノプリと同じ商品が、モノプリの2.09€に対し、2.35€で販売されています。
味によって少し違いはありますが、全体で見ると、モノプリは低めで安定していて、カルフールシティは平均的、フランプリとモノップは全体に高めという見え方です。
しかも、モノプリではヨーグルトにも特売が入っていました。もともと安めなのに、さらに安くなる可能性があるというのは大きな強みです。毎週のように買う商品ほど、この差は効いてきます。カルフールシティは安い商品もありますが、高い味もあり、全体の印象ではモノプリのほうが買いやすい価格帯に感じました。
フランプリとモノップは「高すぎる」とまでは言えませんが、節約重視で見た時に、わざわざモノプリより優先する理由は少ない印象です。
- 🥛 モノプリ(Monoprix)は2.09€〜2.29€で優秀
- 📍 カルフールシティ(Carrefour City)は2.00€〜2.40€で平均的
- 🏷️ フランプリ(Franprix)は最大2.85€で高め
- 🚶 モノップ(Monop’)は2.35€からで高い
果物と野菜の価格比較 リドルとモノプリの使い分け


果物と野菜では、リドルの強さがかなり目立ちました。特に普段の価格の安さでは、他の店より分かりやすくお得です。
たとえば、ゴールデン種のりんご(フランスでよく売られている黄色いりんご)はリドルで1.99€/kgでした。モノプリでも特売で1.99€/kgになっていたため、この時は同じ値段ですが、通常は2,99€/kg 前後です。一方、カルフールシティではこのりんごが4.49€/kgでした。ここはかなり差があります。つまり、リドルは通常価格で安い、モノプリは特売で同水準まで下がる、カルフールシティは高め、店選びで差が大きいということです。
グリーンキウイ(一般的な緑色のキウイ)はリドルで0.59€、モノプリでは普段は1€前後です (時々特売で4つ2€) 。同じイスラエル産のアボカドもリドルが0.99€、モノプリは1.95€から1.99€です。このあたりは、特売がない通常時ならリドルのほうが強いです。
ただし、モノプリの良さはそこだけではありません。モノプリは果物や野菜でも特売が入りやすく、りんごのようにリドルと同じ価格まで下がることがあります。そのうえで、葉物、野菜、乳製品、お菓子などもまとめて買いやすいのが強みです。つまり、安さだけならリドル、全体の買いやすさまで含めるとモノプリという使い分けが現実的です。
フランス産リーキ(西洋ねぎ・長ねぎに似た野菜)でも差がありました。季節により値段は変動しますが、カルフールシティでは2.49€/kg、モノプリでは1.49€が見えていて、ここはモノプリのほうがかなり有利でした。野菜でも商品によってはモノプリが安いことが分かります。リドルはまとめ売りが多く、その点モノプリの方が買いやすいです。
- 🍎 りんごはリドルが通常価格で安い
- 🥝 キウイはリドルの0.59€が強い
- 🥑 アボカドはリドルがかなり有利
- 🥬 リーキはモノプリのほうが安かった
節約したい人に向くスーパーの選び方
今回の結果を見ると、パリで節約したい人に向く買い方は、ひとつの店だけで全部買おうとするより、商品の種類によって店を分けるほうが現実的です。
まず、果物や野菜など、リドルで安く買えるものはリドルを使うのが良いです。特売を待たなくても、普段から価格が低いので、出費を安定して抑えやすくなります。ただ、品数が少ないため、欲しい商品が全部そろわないのが残念です。そこで役立つのがモノプリの特売です。
モノプリは、全体的に価格が安定し、しかも特売が入ると一気にお得になります。特売の時にまとめて買う習慣をつけると、無理なく節約しやすくなります。フランプリは特売があっても、元の価格まで見ないと本当に安いかどうかは分かりません。カルフールシティも店舗が多く便利ですが、節約の主役というより、足りないものを急いで買う時に使いやすい店です。モノップはさらにその傾向が強く、普段の節約には向きません。
- 💡 リドル(Lidl)は基本の安い商品を買う時に向く
- 🧾 モノプリ(Monoprix)は特売を狙ってまとめ買いしやすい
- 🔍 フランプリ(Franprix)は元の価格を見て判断するのが大事
- ⏱️ カルフールシティ(Carrefour City)とモノップ(Monop’)は便利さ優先で使うとよい
まとめ
今回の比較で見えてきたのは、リドル(Lidl)は安さに強く、モノプリ(Monoprix)は総合力に強いということです。リドルは果物や野菜など普段から安く、通常価格の安さが魅力です。一方でモノプリは、通常価格でもフランプリやカルフールシティより安い商品が多く、さらに特売で一段とお得になります。しかも、品数の多さと買いやすさまで考えると、普段使いにかなり向いています。
フランプリ(Franprix)は特売はあっても、元の価格が高いことがあり、カルフールシティ(Carrefour City)も便利ですが最安ではありません。モノップ(Monop’)はやはり高めです。だから、パリで食費を抑えたいなら、リドルで安い基本商品を買い、モノプリで特売商品を上手に選ぶという使い分けがいちばん現実的です。近い店だけで何となく買うより、店ごとの特徴を知っておくだけで、毎月の出費はかなり変わってきます。